イタリアのデザイン賞として世界的に有名なA’ DESIGN AWARDの授賞式が開催されたので、その時の様子を振り返りたいと思います。
授賞式について
イタリアのリゾート地であるLake Como(コモ湖)
会場はTeatro Sociale。建物の前にはレッドカーペットが引かれ受賞者だけが通行可能なカーペットを歩き会場へと入っていきます。この会場は非常に格式が高い場所として有名で、当日はイタリアミラノ小林総領事もお越し下さいました。
インテリアデザインだけでなく、プロダクトデサイン、ウェブデザイン、マガジンデザイン等、様々なジャンルから表彰している世界最大のデザインアワードというだけあり会場には記者やカメラマンを含め沢山の人達が来ていました。無事にステージへ呼ばれ拍手に包まれる中での表彰は流石に感無量でした。
内装デザインのゴールとは
カッコいいものを作りたいデザイナー達
インテリアデザイナーには「カッコいいデザインを作りたいんだ」という気持ちを抱いてこの業界に入る人が大勢いますが、大抵はB to BやB to Cでしか考えていない状況になります。
内装設計としてのデザイナーは本来B to B to BやB to B to Cとしてゴールを捉える必要があるのです。
- B(デザイナー) to B(施主) to C (施主へお金を払う個人)
- B(デザイナー) to B(施主) to B (施主へお金を払う法人)
店舗などの内装デザインであればどの様な内装であればそこに来た人が少しでもお金を使い売上を施主へもたらす事ができるかを考え、ファサードデザインであればどうすればより多くの人を集客できる外観をデザインとなるかを考え、法人などのオフィスであれば取引先に信頼感と感動を与え契約数を伸ばす為のデザインアプローチを考えます。デザインというのはそれらを踏まえた先にあるアプローチ手法だと考える必要があります。
そういった観点で考えるとデザインアワードでの受賞といのは施主の利益構造を考えた上での更なる先にあるゴールとなるのでデザイナーとしては嬉しいものになるはずです。
Junno’s Tableについて
Bronze賞を受賞したJunno’s Table(ジュンノテーブル)のデザインや内容についてはこちらのページをご覧ください。